里山里海を象徴する風景ともいえる白米千枚田の景観を守るため、輪島市ではオーナー制度会員を募集しています。田植えや稲刈りの時期には、全国から多くの会員の方が作業に訪れ、地元の方などと交流しながら米づくりの苦労と一杯のごはんのおいしさを分かち合います。

一日一客、この地で採れたヤマメやゴリなどの川魚、山菜、キノコ、野菜が、化学調味料を一切使わない昔ながらの味づけで、輪島塗の器で振る舞われます。田植えや稲刈り、炭焼き、かんじきづくりなど、四季折々の農家の暮らし体験を通して、里山の保全、伝統文化の継承に取り組んでいます。

里山里海の保全に貢献したい、農山漁村地域とつながりたいという都市住民の意欲、気持ちを後押しする、さまざまな取り組みが行われています。棚田オーナー制度をはじめ、農村ボランティアの受け入れ、移住者のための新規就農者支援など、能登の自然・文化の継承と、人々の交流を深める、持続可能な地域づくりがはじまっています。